豊川ハムが作る商品は、素材、つまり肉そのもの美味しさを感じられるもの。
良質な肉には、旨味がしっかりのっていて、ジューシーかつ程よい甘みがあります。
わざわざ味付けをしなくても十分美味しい、ということを知っていただくため、
豊川ハムの商品は肉本来の味を活かしたシンプルな味付けになっています。
肉本来の味で勝負するためには、使う肉の質が重要になってきます。
豚肉であればどれも同じというわけではありません。
豊川ハムは、食肉卸業からスタートした会社なので、肉に関しては知識と経験が豊富にあります。
また、その時に作り上げた独自の買付ルートを持っているので、今でもハム、ベーコン、ソーセージ
の原料となる肉を仕入れる時は、当社の肉のプロがそれぞれに合う肉を直接仕入れています。
自分たちの目で直接見て選び抜いた肉だけを使って作っているからこそ、
皆さまに自信をもってお届けしています。
豊川ハムでは、「原料」「香辛料」「製法」にこだわっています。
豊川ハムでは、原料の肉選びも自分たちで行っています。
豚の枝肉を豊川ハムと同じ愛知県内にある東三河食肉市場から直接自社で仕入れているので、安定して上質な肉を確保することができます。
商品によって使う肉の部位が異なるので、職人が手作業でハム用、ソーセージ用、ベーコン用と切り分けていきます。
また、肉の状態も個体ごとに異なります。どこを使えば最も美味しく作れるか、職人の経験と知識でひとつずつ確認しながら、選別していきます。
部位 |
主な食肉加工品 |
---|---|
かた肉 |
ショルダーハム、ラックスハム、ベーコン、ソーセージ等 |
ロース肉 |
ロースハム、ラックスハム、ロースベーコン等 |
ばら肉 |
ベリーハム、ベーコン等 |
もも肉 |
骨付きハム、ボンレスハム、ラックスハム、ソーセージ等 |
ハム、ベーコン、ソーセージ等の食肉加工品における香辛料には、肉の臭みを消したり保存性を高めたりする他、その配合比率によって商品の味に大きく影響するという、大切な役割を持っています。
豊川ハムでは、上記の効果に加え、肉の風味を引き立たせ、添加物をなるべく使わないようにするため、複数の香辛料をブレンドしています。
単純に加えるだけではなく、例えばハーブを使う場合、香りと味をよく出るように煮だして絞り出す、というひと手間を加えていたりします。
肉の旨味を引き出すために、作り方にもこだわっています。
原料肉を漬け込んだ後は、一晩冷蔵庫でじっくり寝かせています。そうすることで、肉の美味しさや風味が増します。
その他、乾塩法(かんえんほう)という製造法も採用しています。昔ながらの製法で、職人が肉に直接塩を擦り込み、じっくり熟成させます。
その後、塩抜きをして味を調えるのですが、擦り込む塩の量、塩抜きの期間は一定ではありません。
その時の肉の状態、季節、温度を考慮しながら、絶妙な塩加減になるよう、長年培われてきた経験とノウハウを活かして職人たちが仕上げていきます。
豊川ハムの職人は、肉の漬け込み期間中もゆっくり休むことはできません。
肉を上と下に重ねて漬け込むのですが、ずっとその状態だと味にバラつきが出てしまいます。
そうならないために、上の肉、下の肉を手作業で入れ替えています。これを「手返し」と言います。
毎日1枚ずつ手返しをして、肉に味が染み込むよう作っています。
豊川ハムで作っている商品には、すべて自社で仕入れた豚肉が使われています。
信頼できる食肉市場や食肉会社から仕入れてきた豚肉を、今度は職人たちが余分な脂部位を取り除き、商品に合わせて必要な部分を手作業で切り分けていきます。
肉の状態をチェックしながらスピーディーに切り分けていく工程は、熟練した職人だからできる技です。
豊川ハムは昔ながらの製法も用いつつ、常に新しい商品作りに挑戦しています。
例えば、一度も冷凍せずに鮮度の良い冷蔵の原料肉で作った無塩せき商品、着色料・発色剤、うまみ調味料、保存料を使わずに作った無添加商品など、これからも安心してお召し上がりいただける商品をお届けしてまいります。